あなた自身の道を歩き続ける

マイラ・リューインより

私のクライアントに、1990年代半ばに アーユルヴェーダの歩みを始めた女性がいます。年月の経過とともに、彼女はアーユルヴェーダとの関係の中で様々な変化を経験してきました。ストレスのかかるときには、彼女は時々アーユルヴェーダを脇に置き、やめることもありました。間食をしたりイレギュラーなスケジュールを続けるなどの古い習慣に戻り、即効性のある西洋医学の薬などに頼ることもありました。それでも彼女はまた何度もアーユルヴェーダの原理に立ち戻るのです。アーユルヴェーダは彼女にとって意味をなし、彼女の人生の基礎としてアーユルヴェーダがあることで、より心地よく調和のとれた状態であると感じるのです。他のシステムによって、アーユルヴェーダのライフスタイルが崩され続けて何年も経った後で、彼女はかなり深刻な病気にかかっていることがわかりました。2年間に及ぶ西洋医学の治療では何の進展もなかったのですが、彼女はアーユルヴェーダの癒しの力を思い出し、治療に取り入れることを選びました。本格的にプラクティス(練習と実践)に打ち込むことで、病気が後退し、痛みを取り除くことに成功し、彼女の人生から薬を排除できました。今では、彼女はアーユルヴェーダの食事とライフスタイルを楽しみ、彼女の健康は改善を続けています。

道はたった一つしかない

多くの人はアーユルヴェーダと ヨガの最初の目覚めを経験しますが、そのときに迷ったり散漫になったりします。限界を試そうとしたり、古い習慣をもう一度だけ試して、本当にそれが痛みを引き起こしているのか、そこに原因があるのかを確かめようとするかもしれません。でも古い方法は必ず、その人を陥れます。そしてアーユルヴェーダやヨガに対して決意したことを守れなかった、失敗したと感じてしまうのです。でも、きっとその「失敗」は、ホリスティックで調和のとれた方法に向かっていくための次のステップに必要なことなのです。

この目覚めていく過程の旅路は、人それぞれによって違います。あなたが、どのようにここまでたどり着いたかは、私やHale Puleを訪れた他のどのクライアントや生徒とも違います。 しかし、その道のりがどのようであったとしても、あなたは常にあなたの進むべき道の上にいます。様々な長さの回り道を経験するかもしれませんが、あなたは、あなた自身の永遠なる精神(魂)が知っている人生の方向へと、常に導かれているのです。

この方法では、あなたの進む道は1つしかありません。入り口はたくさんありますし、いくつもの迂回路がある可能性もあり、人生を何度かかけて歩く道かもしれませんが、結局は私たちはみな同じなのです。

どのように道を歩き続けるか

自己実現に向けてあなたが道を歩み続けると、あなたは段々と目覚めていきます。一旦、あなたが目覚めたら、もう2度と眠りに戻ることはありません。もちろん、あなたが感覚を鈍らせたり、あなたにとって今やクリアになった真実や嘘について取り組まないことを選ぶこともできますが、あなたがかつてあった状態に戻ることはありません。あなたは永遠に変化するのです。

この継続的な目覚めは、人生の経験の中の一部です。私は私の先生やヨガの文献によって、決心を強く持ち継続的で一貫した歩みを長年に渡り導かれてきました。私たちは少し学んでは、それを自分の経験と融合させ、そしてまた学ぶのです。 そうしているうちに、いつか大きな一歩を進んでいるのです。この方法では、この道は終わることはありません。あなたが肉体の中にいて、その肉体的な人生の経験を超えたあなたが誰であるかを覚えている限り、何かがクリアになっていきます。それを歓迎し、ひとつひとつの経験を成長する機会として受け入れましょう。

あなたが回り道をしていると気が付いたときに戻る方法はシンプルです。来た道を振り返って、あなたが来たところに戻りましょう。 あなたが必要なときにはガイダンスを受けることができます。

もしあなたが迷っていると感じたときは、迷っていることを認めましょう。例えあなたが喜びや平穏を失ったとしても、エゴがその状況を守ろうとすることを知りましょう。プラクティス(練習と実践)をすることで、そのエゴの抵抗を手放し、あなた自身を人生に向かわせましょう。アーユルヴェーダとヨガをあなたの基礎とすることで、例え迷っているときでも、楽である感覚や喜びの感覚を持っていられるでしょう。

本当のあなた自身はとてつもなく深く、わかるようになるためには何度もの生涯や気づきが必要です。あなた自身に優しくし、あなたのここにある旅路は唯一無二であることを覚えておきましょう。そこにはあなた自身だけが歩いている、たった一つの道があるのです。

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