変容を求めるのはなぜでしょう?
変容の意味って? 変容は深い変化を意味します。真の変化 。真の持続的に感じられる変化。変容とは、あなたが必要としていないものを手放し、新しいもののためのスペースを創り出すことです。それは再定義、更新、そして再生させること。変容には創造と破壊の過程にはつきもの。だからこそ私たちは、楽しい新しい経験、学ぶことができる新しい経験に心を開き続けるために、この人生を生きているのです。
変容を考える時、もうあなたの変容はいつも始まっているのです。それはいつも創造と破壊を伴います。私たちは毎日 、毎分ごとに、そして考えがよぎる度に、 常に自分のエネルギーを変えています。目を覚ます、朝食をとる、仕事に向かうなど、あなたには毎日の日課があるでしょう、あなたはいつも同じような事をしている、と感じるかもしれませんが、その瞬間瞬間は実際には新しいものなのです。よく見てみると、そこにはいつも独特の要素があり、様々な組み合わせの材料があるのがわかるでしょう。 天気が変わり、あなたの欲望が変わり、他人との交流が変わります。ですから、この観点から、あなたにはいつも新しい機会があるということを理解することができるでしょう。
私たちが変容について語るとき、あなたはすでに変容している、という事を理解するのが重要です。
そのため、私たちが実際にここで話している変容とは、意識的に変容するということです。 意図的に。目的を持って。
有益な方法で自分自身を変容させることに全力を傾けるには、そのための意識のありかを見つけることです。 そうすることで、このプロセスに目覚め、目を大きく開いてエネルギーの動きに乗ることができます。
意識的な変容はチューニング(合わせること)から始まります。 内側に目を向けましょう。あなたの高次の自己、つまり全体像を見ている永遠であり、不変の部分との共鳴を見いだすこと。あなたが欲しいものと、あなたがどこに向かっているかを、そしてそこにたどり着くための最良の方法を理解しているあなたの部分に意識を向けます。
では、このチューニングを助けるための簡単な毎日10分間の練習を提供したいと思います。
1. 楽な姿勢で座る
さて、瞑想するために座る、ということを考える時、あなたは蓮華座で矢のように真っ直ぐな背筋で座っている崇高なヨギを想像するかもしれません。確かに、瞑想は最終的にはそのようにみえるでしょう。しかし、最初からそうである必要はありません。
私が瞑想を始めたとき、私はとても体が硬くて痛かったので床に座るのは拷問のようでした。グループ瞑想だったので、 座布団の上に座ることを強いられました 。その後は歩けなくなったくらいです!ですから、次からはグループ瞑想中、私は部屋の後ろの椅子に座ることにし、家では大きな椅子の上に座り、自分の周りに枕を幾つか並べて真っ直ぐ座れるようにしました。脚はきちんと組めていませんでしたが、それが始まりでした。そして自分自身に肉体的な痛みを引き起こさないように続けながら、多くの不快感はありましたが、徐々に変化しました。今、私は椅子よりも床に座る方が好きです。
座っているのが難しいと感じたら、小道具を使ってください!クッションや椅子はあなたがより長く快適に座ることができるように、腰と膝を支えてくれます。
持続可能な実践への鍵は、あなたに合った座り方を見つけることです。地球に繋がるように楽に座り、 あなたの頭頂が宇宙に届くくらいにできるだけ背を高くして座りましょう。
2. 呼吸:5分間
尾骨にゆっくりと深く息を入れるように呼吸します。(5呼吸)
その後、ゆっくりと深く下腹部と仙骨に向かって呼吸をし、吸気で広がりを感じ、呼気で完全に解放するのを感じましょう。(5呼吸)
呼吸と意識をヘソと横隔膜の辺りへ向けて、胸郭を快適に広げながら可能な限り息を吸い込んで、息を吐きながら解放します。
呼吸が終わったら、意識を頭の真ん中に向けて静かに座り、呼吸を観察しましょう、または、心の集中を保ち、体に栄養を与えてくれるプラーナを流すために 、この呼吸の練習を繰り返しましょう。
3. 受け取る:5分間
静かに座り自分の呼吸に繋がることで、あなたの意識は今に向きます。そうすることで、あなたのエネルギーが「今、ここ」に流れてきます。あなたの心が内なる神に開かれていきます。あなたがハイヤーセルフ(高次の自己)に沿っているとき、あなたは意識の中の今この瞬間を生きているのです。 そして、ここがインスピレーションを受け取り、意識的な変容、つまりはあなたが本当に探している種類の変化を始めるための場所なのです。何かを起こそうとしないでください。 何もせずとも、すべて始まっているのです。 自分が必要とするものを受け取る、ということを信じてください。
あなたの人生にこの簡単な毎日10分間の練習を取り入れると、あなたの意識的な経験の大部分になる、平穏な心の状態が得られるでしょう。この心の状態は、生活において何かを決めたり 、他者と関わったりしながら、1日を通していつでも戻れるところなのです。
是非、この実践をあなたの基盤とし、あなたが求める意識的な変容への道を開きましょう。