キャベツは エクストラクティブな野菜です。つまり、その性質上、引き出す、削ぎ落とす、取り除くという能力があるのです。これらの作用により、体内の毒素を浄化し、健康的な体重に整え、余分なカパを減少させることができます。
味は主に苦味ですので、大量に摂取するとvata ヴァータ・ドーシャ を悪化させるので注意が必要です。でも、適切な割合でオーグメンティング の食材と組み合わせ、水と油でよく調理すれば、キャベツはすべてのドーシャにとって有益な食材となります。
キャベツは、他の多くの野菜と同様に、苦味が少なく、甘味のあるものに品種改良されてきました。 味覚の幅が広がり、特定の食品が持つ本来の味に敏感になるにつれ、より甘味、より苦味などというように様々な味を求めるようになるかもしれません。これは、食の味覚の魅力であり、結果的に原因と結果、でもあるのです。
東欧、中近東、アジアなど多くの文化圏で、キャベツの葉に肉や米、野菜などを詰めた料理があります。ここでは、ロシア料理のゴルブチをベジタリアン向けにアレンジし、赤米と白米を使って具を作りました。
作ってそのまま食べてもいいし、 60:40のバランス・バランスボウルを作るときのおかずにもなります。メニューのアイデアについては、以下のアドバイスと提案をご覧ください。
4人分
所要時間:45分
オーブメンティング/エクストラクティブ
材料(アメリカの1カップは約240ml)
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ご飯:
赤米 ½カップ(水洗いし、4時間以上浸水させる)
バスマティ白米 ½カップ(さっと水で洗う)
ミネラル塩 小さじ⅔
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ギー 大さじ1
キャベツの葉:
キャベツの葉(大)8枚
沸騰したお湯 ¼ カップ
具:
ギー 大さじ1
マスタードシード 小さじ½
コリアンダーシード 小さじ2
ミネラル塩 小さじ⅓
アサフェティダ 小さじ¼
ビーツ(小)½本(みじん切り)
ニンジン(小)2本(すりおろす)
ビーツの茎、またはスイスチャード ⅓カップ(刻む)
ディル(みじん切り )大さじ2
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パセリ(みじん切り ) 大さじ 2
その他:
ソテー用にギー 大さじ1
ライムの搾り汁
作り方
ご飯:
米は2カップの水に4時間ほど浸しておく。
鍋に塩、ギー、赤米を加え、赤米がちょうどよく柔らかくなるまで炊く(普通の鍋で蓋をして約30分、圧力鍋で約15分)。
キャベツの葉:
沸騰したお湯に葉を入れ、2分ほど茹でる。
トングで葉を裏返し、さらに1分茹でる。
葉を取り出し、少し冷ます。茹で汁は栄養満点なので、別の料理に使うために取っておく。
葉の付け根の硬い部分を切り落とし、みじん切りにして、具に混ぜ込む。
フィリング:
ギーを熱し、種のスパイスを加え、マスタードシードがはじけるまで加熱する。
塩とアサフェティダを加え、さらに野菜を加えて混ぜる。
水を少しかけ、蓋をして10分ほど煮込む。
生のハーブを入れる。5分ほど置く。
成形:
葉の上にご飯大さじ1、具大さじ1程度を乗せる。両端を内側に折り、正方形にする。残りも同じようにする。
ギーをフライパンで熱し、ロールキャベツを並べ、蓋をして片面3分ずつ焼く。
水を少しかけ、蓋をして5〜10分ほど柔らかくなるまで煮る。
ライム果汁を数滴垂らして出来上がり。
アドバイス
献立のアイデア:冬カボチャの焼き物、ロールキャベツ、レンズ豆のシチュー。
ここで紹介した具の組み合わせは、多くのアイデアの一つに過ぎません。あなたなら、どんな具を入れますか?そばの実、テフ、玄米など、他の穀物でも作ってみてください。スパイスを変えるだけでも、違いが出てきます。