あなたは台所でワンパターンになっているように感じますか?
これはクライアントからかなり頻繁に聞くことです。人は新しいことを試みる代わりに知っていることに固執する傾向があり、そして飽きてしまいます。また、飽きることが、過度に刺激的な食品や加工食品を消費する喜びを求めることにつながります。その結果、消化と全体的な健康に悪影響が及びます。
習慣に基づいて選択をすることは、無意識の場所に生きるということです。あなたは、今の瞬間の状況の中でそれを本当に考慮することなく、なじみがありそして安全であると感じる何かをしています。多分あなたは危険を冒して間違いを犯すことを恐れているのかもしれません。あるいは、クリエイティブになるにはあまりにも疲れていたり、気が散っていたりします。しかし、これでは料理と生活全般へのアプローチを制限してしまっています。常に安全なことをするのは、停滞を導きます。
では、料理へのあなたのアプローチをどう変えたらいいでしょう?
1. 自分を初心者にする
恐怖に主導権を握らせるのでなく、自分自身を初心者にさせましょう。初心者はへまをします、ふらつきます。しかし遊び心のある態度で、初心者だって素晴らしくクリエイティブになることができるのです。すべては、喜んで新たな可能性に心を開くこと、そして素晴らしいことが起こり得ると信じることです。
2. 創造性と簡単さは連携できるのを忘れないで
台所でクリエイティブである、ということは、必ずしもあなたが贅沢な、または複雑な食事を考え出す必要があるという意味ではありません。
古いことわざに「必要性は発明の母」があるでしょう?それが意味することは、限られた手段であっても興味深くそしてユニークな結果を実際に思い付くことができるということです。料理に関しても、同じことが言えます。本当に満足のいくものを作るのに、多くの豪華な材料を必要としません、ただ幾らかの創意工夫と前向きな姿勢。良質のスパイスとオイルを手に入れたならば、あなたは美しい味が並んだ簡単な食事を作ることができるのです。
挽き割り緑豆、108通りの簡単な方法
この本の中のレシピを作ることが、無限の可能性があるという考えを探求するための素晴らしい手段となっています。そして、その無限の可能性はそれぞれがユニークな味と体に異なる効果を持っています。そして私にとって、これらの異なる経験のすべてに心を開く鍵は、実際に自分を、その瞬間に、初心者として、動かすことなのです。
どうして挽き割り緑豆なのか?
挽き割り緑豆(スプリットマングビーン)はアーユルヴェーダの礎石と言えます。なぜなら、挽き割り緑豆はすべての豆類の中で最も消化が容易で、最も栄養を与えてくれるからです。
挽き割り緑豆がアーユルヴェーダの食事へのアプローチで重要な役割を果たしているのは、それらがエクストラクティブ(引き出すこと)、つまり、浄化させる性質があるからです。これは挽き割り緑豆が消化管から代謝毒素を引き出し、健康的な細胞機能に必要な必須脂肪を分解することを意味します。
挽き割り緑豆を、全粒穀物や甘味のある野菜などのオーグメンティング(栄養分を与える)な食べ物と、ほんの一握りの苦い野菜と合わせれば、 完全で栄養価の高い満足できる食事ができあがります。
はい、あなたは豆類を消化することができます!
豆類の調理方法が分からない、とか豆類を消化するのが難しい、またはその両方で、豆類を避けている、とよくクライアントから耳にします。
豆類は、アグニ(消化の火)が弱い場合、消化するのが難しくもなります。ただし、他に問題があることがよくあるのです。時に人は豆類を十分に調理しないか、または消化のプロセスを支えるための適切なスパイスを使いません。多くの場合、ドーシャのバランスの乱れは味覚の乱れにつながり、それで過度のスパイス使用や、限られた味や風味ばかりに集中することになります。そしてもちろん、単に一度にたくさん食べ過ぎるだけでも、消化器系の障害を引き起こすでしょう。
しかし、これらすべての状況はアーユルヴェーダの原則と実践で容易に乗り越えられるものなのです。
そして、『アーユルヴェーダの簡単お料理レシピ2:ヒーリングのための108のダルのレシピ(英語版)』は、あなたにそれを簡単にする方法を教えてくれるでしょう。