1日中気分良く過ごしたい?それならバランスをもたらす朝食をどうぞ。
朝目が覚めたときの 消化の火、agni アグニはまだ強くありません。燃え尽きたあとの燃えさしと同じで、その日1日中、しっかりした強い火を保つためには、優しくアグニに燃料をくべなければなりません。炎が安定していると、食べたもの、そして経験も楽に消化することができます。
朝食は、英語で「breakfast」つまりfast(断食)をbreak(破る)するという意味です。断食は注意深く破らなければなりません。欧米の伝統的な朝食であるベーコンとトーストと目玉焼きはかなり胃に重たく、消化もしづらい食事です。朝一でかすかに残っていたエネルギーがこれでいっきに使い果たされ、アグニはすっかり弱まるでしょう。これがその日1日の消化の状態に影響し、その状態が続けばバランスの乱れが生まれ、やがては病気を引き起こすでしょう。1日の初めには、シンプルで滋養溢れる食事を選んでください。今日はHale Puleで人気の朝食の1つ、蒸しバナナをご紹介します。
オイルを少し、スパイスを少し加えて軽くバナナを蒸す。これがプラーナを目覚めさせ、バナナの渋味を和らげて、アグニの仕事を助けます。蒸すときの水にミネラル塩をひとつまみで塩味が加わり、これが無性に食べものが欲しくなるのを抑えて
その日の消化を支えます。
熟したバナナが手に入ったら、これはぴったりのレシピです。皮ごとバナナを蒸すことで、熟れすぎの甘さをちょうどよくし、コンポストからも救出できます。この美味しさを知ったら、これからは茶色に変色したバナナを捨てることはもうないはず。
あなたが重ための朝食に慣れているなら、こんなに軽い食事で果たして昼食まで持つのか、と疑うかもしれませんね。けれど、週に1回か2回、これを試してみてください。そしてどう感じるかを経験してみてください。このような朝食で食欲のバランスが整い、その日1日のエネルギーが高まるその効果にびっくりするかもしれませんよ。
朝食の蒸しバナナを単品で食べるか、他の1、2種類の果物と一緒に食べてください。果物は消化の速度がはやく、穀類やナッツ、乳製品、その他の食品と一緒に食べない方が調子良く感じます。
アーユルヴェーダ簡単お料理レシピ「蒸しバナナ」
オーグメンティング
4人分(一人6切れ)
準備時間: 15 分
材料
バナナ(バナナの数はサイズによります。一切れあたり5センチ、これを24切れ用意します)
ココナッツオイルかギー 小さじ1
シナモンパウダー 小さじ¼
カルダモンパウダー 小さじ¼
ミネラル塩 ひとつまみ
水
作り方
バナナは皮をつけたままで、5センチの長さに切る。両端を切り取ります。
蓋付きの大きな鍋に底が水で覆われる程度の水を入れます。
オイルとスパイスを加えて火にかけて煮立てます。
バナナを加え、蓋をして弱火〜中火で1〜2分、軽く色が変わるまで蒸します。温かいままでお皿によそいます。