霊性に重きをおきながら現代社会を生きることは果たして可能かしら?もちろん可能です。日々の霊的な実践を通して意識を育み、それを日々の営みの中で全てにもたらしてください。
料理をすることも、その意図を伴った霊的な行いとすることができます。それはこういうことです。料理番組を消し、複雑なレシピの料理本は片付けて、自分の胸の内に入るのです。そこはシンプルな癒しフードを創るために必要な全てがある場所です。あなたの魂に任せてみてください。あなたは必ず毎回満足のいく結果を手に入れるでしょう。
もしあなたが料理に対して及び腰なら、これを恐怖解放の機会と捉えてみてください。もしあなたが料理に慣れているなら、料理をしながら五感すべてを研ぎ澄ましてください。ナイフを持つ手の感触を味わい、野菜の輝きを見つめ、鍋をかき混ぜる音に耳を傾け、ギーで炒めるスパイスの香りを楽しんでください。もちろん、食事時には食べ物をじっくりと味わってください。これこそが心とからだと魂を真に慈しみ育む行為なのです。
このクリーミーアスパラスープのレシピで霊的な料理を実践してください。シンプルなレシピなので、最初から最後まで15分程しかかかりません。つまりあなたの霊的な実践も、意味を持たせるためといって何時間もかける必要は別段ないということです。料理中の15分の間はキッチンに全身全霊で存在してください。そして一手順ごとに、この食べものをあなたの元にもたらした全ての人々に対して感謝の意 を表してください。
もしあなたが料理に不慣れで(あるいは台所仕事に年季が入っていたとして)めちゃくちゃにしてしまったら、気楽に自分を許してください。人生では、物事がスムーズに流れる時もあればうまくいかない時もあります。間違いは学びと成長の機会と思えば良いのです。簡単に取り戻す上手いやり方は必ずあります。自分を面白おかしく笑いとばせれば安心できるし心もオープンになれるのです。
クリーミーなアスパラガススープのレシピ
4人分
準備時間: 15 分
オーグメンティング&エクストラクティブ
材料(アメリカの1カップは約240ml)
アスパラガス(刻む、先端は別に分けておきます) 4カップ
ギー 大さじ3
レモングラス(3センチくらいの) 3切れ
マスタードシード 小さじ½
ミネラル塩 小さじ¼
ブラックペパー 小さじ⅛
お白湯 1カップ
生乳か均質化されていない(ノンホモ)牛乳 1½カップ(さらりとしていて渋みのある山羊乳も使用できます。カパの季節にぴったりです)
パセリ(刻む) ¼カップ(オプション)
作り方
スープ鍋を中火で熱してギーを温めます
レモングラス、マスタードシード、塩とブラックペパーを加えます。
種が弾けて美味しそうな香りがたつまで火を通します。
アスパラは先端をよけておき、残りを炒めます。
お白湯を加えてトロ火で沸騰させます。
蓋をして、弱火〜中火で3〜5分程、アスパラが煮崩れない程度に柔らかくなるまで煮ます(ナイフで切ったら軽く抵抗がかかるくらいの硬さ)。
牛乳を加え、一瞬沸騰させて火を止めます。
鍋を火から降ろし、レモングラスを取り除きます。
ブレンダーにかけてトロトロにします。
スープを鍋に戻してアスパラの先端を投入します。
蓋をして、火はつけずにアスパラを煮ます(そんなに時間はかかりません)。お皿によそって刻んだパセリをふりかけて出来上がりです。
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