アーユルヴェーダの簡単お料理レシピ「心と体をはぐくむカボチャのオーブン焼き」

 

メールチェックをしながら、お昼が食べたくなった時、あるいはテレビを見ながら夕ご飯が食べたくなった時、その前にいったん落ち着いて、何回かゆっくりと深呼吸をしましょう。息を吸いながら、天との結びつきそのものであるpranaプラーナ(生命力)を自分の内に招き入れます。

私たちは呼吸でプラーナを取り入れますが、それ以外にも、植物が自然からプラーナを受け取り、それを栄養へと変容させます。それが食べ物となり、私たちはプラーナを受け取ります。だから体を動かしたり頭を働かせたりすることができる。生きるという素晴らしい経験ができるのは、私たちの口にする食べ物のおかげなのです。

カロリーやビタミン、ミネラルのことばかりではなく、プラーナを思いながら食事をする。そうすると、食べることであなたの心と体と魂のすべてを癒すことができます。これがわかれば、きっともう食事中にパソコンやリモコンには触りたくならないはず。むしろ心の底から食べ物を楽しめる場所で、ホームメイドのものをしっかりと食べたくなるでしょう。

ここにプラーナの力を味わうのにぴったりなレシピを用意しました。カボチャのオーブン焼きです。農産物の直売所に行って、夏の日の光をたっぷり浴びて丸々と育った甘いカボチャを手に入れましょう。ナイフを手にとって、あなたの魂を満たす一皿を作りましょう。

オーグメンティングの野菜が心身を穏やかにする

「野菜」といえばケールやセロリ、ブロッコリーのような緑色野菜がよく頭に浮かびます。それはそれで大事な野菜なのですが、これがオーグメンティングの野菜に取って代わることはできません。オーグメンティングの野菜とは、サツマイモやカボチャのように甘みの強い野菜たちのことです。
オーグメンティングの野菜は緑色野菜よりも少しだけ重要な役割を担っています(だからHale Puleでは60%をオーグメンティングの食べ物で、40%をエクストラクティブの食べ物で一食を占めることを推奨しています)。なぜでしょうか。あなたの体は絶えず組織の排泄と再生を行っています。これは、毒素を浄化して新たな細胞の成長を支える上での自然な過程です。オーグメンティングの食べ物が少ないと、骨と筋肉に貯蔵している貴重な栄養素から体が必要な分を奪わなければなりません。オーグメンティングの食べ物を食べ過ぎてエクストラクティブの食べ物とのバランスがとれていないと、それは体重増加につながります。

適量のオーグメンティングの食べ物は、体の損なわれた部分を再建する燃料になります。そうして体は健全な筋肉と体を守る脂肪、強い骨を作ることができます。そして心までもやわらかくします。オーグメンティングの食べ物の重さは、ヴァータドーシャを大地に根付かせ、不安と恐怖を減らし、宇宙を信頼する心であなたを暖かくくるんでくれます。これが「食べ物は万能薬」という所以なのです。

一般的なオーグメンティングの食べ物リストはこちらのページからご覧いただけます。何よりあなたが自分の先生になって、どの食べ物がオーグメンティングでどの食べ物がエクストラクティブの食べ物かを自力で発見してみてください。甘い rasaラサ(味)や重たい性質の食べ物が見つけられれば、話は簡単。それがオーグメンティングの食べ物なのです。

滋養レシピ

私たちのドゥルガファームではもう何年もとても美味しい西洋カボチャを育てています。重さにして9キロくらいまでは育つので、お腹を空かせたヨガインストラクター養成コースの受講生グループの食事にぴったりです。そしてHale Puleはいくつかのカボチャ料理レシピを考案しました。カボチャの キッチャリー、カボチャのシチューなど、他にもたくさんあります。中でも、ベイクドパンプキンのやわらかさは特に私たちのお気に入りです。「 栄養バランスが整うHale Puleヘルシーボウル 」にこの一品を入れてください。そして内側から栄養で満たされるのを感じてください。

アーユルヴェーダの簡単お料理レシピ「カボチャのオーブン焼き」

4 人分
準備時間: 45 分
オーグメンティング

西洋カボチャの代わりにどのタイプのカボチャでも(バターナットやドングリカボチャ、日本カボチャ)、このレシピに使うことができます。あなたの地域で育っているものを選んでください。

材料(アメリカの1カップは約240ml)

西洋カボチャ、大きなくし形に切ったもの(手の平半分サイズ)2½カップ

ギー 大さじ2

ショウガ(おろす) 小さじ1

​フェンネルパウダー 小さじ1

ミネラル塩 小さじ⅛ ⅛ 

ブラックペパー 1つまみ(クローブパウダー小さじ⅛でも代用できます)

生のバジル(刻む) ⅛カップ

作り方

オーブンを190度に温めます。

  1. すべての材料を長方形で底の浅いバットに入れます。

  2. しっかりと混ぜて、カボチャをギーとスパイスとよくからめます。

  3. カボチャの¼の高さまで水を加え、オーブンに入れて約30〜40分焼きます。

  4. 半分くらい時間が経ったら汁をすくってカボチャにかけてください。

*温かいうちに、風通しのよい心でお皿によそいます。
*水を加えることでカボチャをしっとりやわらかくしているので、沸騰して乾かないように気をつけてください。水をさらに加えたい時は、バットに足す前に少し火にかけて温かくしてから使ってください。冷たい水を足すと調理時間が長くかかります。

 
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