私たちは、食べる物を通して心に栄養を与えます。
食べ物 の微細なエッセンスは、私たちの心の働きに影響を与えます。アーユルヴェーダ では、食べ物の微妙なエッセンスとこの世のすべての生命のエッセンスを、マハグナ、つまりサットヴァ(平和)、ラジャス(活動)、タマス (鈍さ/惰性)の観点から見ます。
サットヴァの食べ物は、喜びである私たちの本性に沿ったものです。全粒穀物や豆類、多くの果物や野菜などは、よりサットヴィッヴァです。一方、唐辛子やニンニクなどは、とても刺激的、つまりラジャス的です。肉や加工食品、冷凍食品といったタマス的な食べ物は、体と心に鈍さを作り出します。
Hale Puleでは、心を平穏にするために、主にサットヴァな食品を食べることをお勧めします。サットヴァの食べ物に内在する平穏で調和のとれたエネルギーは、バランスのとれた心と人生への熱意をもたらしてくれるのです。
Hale Pule でお気に入りのサットヴァのレシピの一つはサウチャ・スープです。パタンジャリのニヤマの一つであるサウチャは、清浄を意味します。シンプルにスパイスを効かせ、新鮮な野菜を煮込んだ澄んだスープです。ピュアでシンプルなこのスープは、水分や栄養を補給してくれます。食事に適度な水分を取り入れることで、ヴァータとピッタを落ち着かせ、消化を助けるので、一年中楽しめます。
サウチャ・スープ
オーグメンティング&エクストラクティブ
4人分
準備時間: 45 分
材料(アメリカの1カップは約240cc)
ギー、またはヒマワリ油 大さじ2
ミネラル塩 小さじ½
ショウガのみじん切り 小さじ1
ターメリックのみじん切り 小さじ1
マスタードシード 小さじ½
クミンパウダー 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ2
ブロッコリー ¾カップ
チンゲンサイ 1カップ
ニンジン 2カップ
水 6〜8カップ
ライム 絞り汁 少々
作り方
小鍋にギーまたは油を熱し、塩、ショウガ、ターメリック、マスタードシードを入れ、種が弾けて香りが出るまで火にかけます。
クミンとコリアンダーを加え、少々熱します。ニンジン、チンゲンサイ、ブロッコリーを加え、油とスパイスが絡むようによく混ぜます。
水を加えて混ぜ、蓋をして箸が通るくらい野菜が柔らかくなるまで煮ます。
火を止め、ライムを絞り、蓋をして5分ほど置きます。
このスープをご飯とムング豆のお団子と一緒にお楽しみください。お団子のような食感を出すには、簡単なキッチャリーのレシピより水を減らし、約4カップにします。
サットヴァなスプラウト
バリエーションとして、スプラウトをスープにトッピングすることもできます。私たちが第一に選ぶのはムング豆のスプラウトですが、ブロッコリーやクローバーのスプラウトなど、他よりラジャス性の低いものを使っても良いでしょう。アルファルファ、ラディッシュ、タマネギなど、他の種類のスプラウトは、より刺激的でラジャス性が高いです。どのスプラウトを使えばいいのか、どうやって見分ければいいのでしょうか?主な味に注目してください。タマネギやラディッシュは辛味が強いので、消化器官を刺激し、炎症を引き起こすことさえあります。
サットヴァ、ラジャス、タマスの食品の一覧は こちらをご覧ください。