「バランスを整える食事」、これをアーユルヴェーダではとても大切にしています。質の良いオーグメンティングとエクストラクティブ の野菜、穀物、豆類で構成された食事は、肉体が最適に機能するのに必要な生命力を与えます。この黄金比率に沿った食材の組み合わせは無限で、旬の食材も簡単に取り入れられます。
例えば、夏の暑い日には軽い食事を欲してサラダのようなローフードに手を伸ばしがちだと思います。しかし、消化のことを考えると加熱処理をしていないローフードは最善の選択とは言えません。Hale Puleでは代わりに比較的軽い質を保つスナップエンドウのような豆をお勧めします。
お庭でも比較的育てやすいスナップエンドウは、乾燥豆の代替品として最適です。乾燥豆よりも調理時間が少なくて済むのも便利なところです。
スナップエンドウとケールを、カシューナッツやスパイスと共に調理するシンプルなお食事レシピをご紹介します。他の豆類と同様、スナップエンドウはエクストラクティブの質を持つため、サツマイモやお米のようなオーグメンティングの食材とバランスを取ります。このレシピをベースに、穀物やオーグメンティングの野菜を入れ替えて創造性豊かにアレンジしてみてください。スナップエンドウが手に入らない場合は、インゲン豆でも同じように美味しくできます。乾燥豆を調理するのと同様、必ず消化をサポートしてくれるスパイスと一緒に調理することが大切です。
スナップエンドウとケール、ボルケーノ・ライス、さつまいもローズ風味
4人分
スナップエンドウとケール
材料(アメリカの1カップは約240ml)
ヒマワリ油 ・・・ 大さじ2
コリアンダーパウダー ・・・ 小さじ1
ショウガの(すりおろす) ・・・ 小さじ1
ターメリック(擦りおろし、またはパウダー) ・・・ 小さじ½
フェヌグリークパウダー 小さじ½
ケールとスナップエンドウ(食べやすく切る) ・・・ 4カップ
ミネラル塩 ・・・ 小さじ¼
海藻類(ひじきやわかめなど、小さく切る) ・・・ 小さじ2
カシューナッツ(刻む) ・・・ ¼カップ
作り方
フライパンにヒマワリ油を入れ中火で温めます。
ショウガ、ミネラル塩、海藻を入れて優しく数分間加熱します。(擦りおろしのターメリックを使う場合は、ショウガと同じタイミングでフライパンに入れます。)
カシューナッツ、コリアンダー、ターメリック(パウダーの場合)、フェヌグリークを加えて香りが立つまで火を入れます。
ケールとスナップエンドウを入れてスパイスが絡まるように混ぜながら数分間待ちます。水をケールとスナップエンドウの¼の高さまで入れて、ケールが鮮やかな緑色になるまで調理を続けます。
使っているフライパンやコンロによって時間に差が出ますが3〜10分程度でしょう。ケールの葉っぱが多めで芯が硬めの場合は、スナップエンドウと時間差をつけて調理を開始すると良いでしょう。
ボルケーノライス
材料(アメリカの1カップは約240ml)
ボルケーノライス ・・・ 1カップ(どんなお米でも代用できます。)
水 ・・・ 1 ½カップ
ミネラル塩 ・・・ 小さじ¼
ギー ・・・ 小さじ1
作り方
すべての材料を鍋(しっかりフタが閉まるもの)に入れて、沸騰させます。
蓋をし、ごく弱火で30分ほど、水分がお米に吸収されるまで調理します。炊飯器を使っても構いません。炊き上がったら5分間待ってからよそいましょう。
さつまいもローズ風味
材料(アメリカの1カップは約240ml)
ココナッツオイル ・・・ 小さじ2
ショウガ(擦りおろす) ・・・ 小さじ½
カルダモンパウダー ・・・ 小さじ1
さつまいも(一口大に切流) ・・・ 1½カップ
パクチー(刻む) ・・・ 大さじ½
バラの花びら(オーガニックのもの) ・・・ 大さじ1 オーガニックのものが見つからない場合は、入れなくても十分美味しくできます。
作り方
ココナッツオイルをフライパンに入れ、中弱火で温めます。
ショウガ、カルダモンパウダー、バラの花びらを入れます。
香りが立ってきたら、さつまいもを加えてスパイスを絡めます。
フライパンの中のさつまいもの高さの¼まで水を入れてフタをします。
さつまいもが柔らかくなるまで、7〜10分ほどコトコト火を入れます。
よそう直前にパクチーを入れて混ぜたら完成です。