本当にお腹が空いているのに、初めて食べることを許さなかった日のことを覚えています。私はモデルとして、仕事を求めてパリに渡りました。何の保証もない中で、成功するためにできる限りのことをしました。事務所から痩せろとプレッシャーをかけられることもありませんでした。なぜなら、自分で瘦せることにとても精を出したからです。数週間後、私の心身が不健康な状態であることに抗議して、私の肌は吹き出物だらけになってしまいました。予定より早く帰国することになり、悔しい思いをしたのを覚えています。
今思えば、思考を変えることができなかった時に、体が「NO」と言ってくれたことに感謝しています。しかし、この時以降、私は空腹を強く恐れるようになり、しばしば過食するようになりました。生きていく上でとても自然な「食べる」ということに、たくさんの辛い感情が絡まっていました。
私の癒しの第一歩は、毎食、自分の皿に食べ物を少し残せるようになることでした。米粒一粒、豆一粒、ジャガイモをひとかけら。簡単なことのように聞こえるかもしれませんが、私にとっては非常に難しいことでした。空腹への恐怖と、食べ残してはいけないという思い込みが、それをほとんど不可能にしていたのです。少しずつできるようになり、最終的には、お皿に盛る量を意識的に決められるようになり、満腹になったときに気づく強さと自覚を身につけました。これは、今もなお取り組み続けています。ありがたいことに、日に日に楽になっています!
ゲップ
マイラ・リューインの著書『もっと自由に アーユルヴェーダ流食べ方と暮らし方』で初めてゲップについて読んだとき、私は混乱しました。ゲップって?!徐々に、食事の際のゲップに気づき始めました。ゲップはとても目立つときもあれば、とても小さいときもありました。しかし、それは私の胃が「満腹だよ!今はもうこれ以上消化できないよ」という合図なのです。
この優しい合図で食べるのをやめると、とても気分がいいんです。エネルギーに満ち溢れ、充電された状態でその日一日を過ごすことができるのです。私にとって、食べ物はこうあって欲しいのです。食後、昼寝が必要になる程、消化にエネルギーを費やすのではなく。
ちょうどいい量の食事が軽さを生み、最初の頃はとても珍しい感じがしました。私は、食後に満腹感や重さ、ダルさを感じることに慣れていました。この軽い感覚を味わうと、甘いものでその空間を満たしたくなることがありました。もしあなたもこのような経験をしたら、その衝動を抑えて、どうなるか試してみてください。浮き上がってくる感情に細心の注意を払い、それに対処してください。そして、自分自身と自分の経験をありのままに受け入れてください。
もしあなたが私と同じような悩みを抱えているのなら、空腹の恐怖や過食したくなる欲求を克服するためのヒントを教えましょう。
小さな一歩から。まずは、お皿に何かを残し、本当にそれを食べるほどお腹が空いているのか、自分に問いかける練習から始めてみましょう。そこから、自分のお腹の本当の空き具合を推測して、必要な分量を食べることができるようになります。両手のひらを合わせるとちょうど良い量になります。
座って食べる。意識して、一口一口を楽しみ、さまざまな味を体験することに細心の注意を払いましょう。
食後に出る最初のゲップに注目してください。それを信頼し、探求し、それがどのように感じるかを意識してみてください。
忍耐強く。古い習慣を変えるには時間がかかります。あなたはどれくらいの期間、その習慣を続けてきたのでしょうか?
これまでの自分を言い訳にしない。今いる場所から行動を起こし、自分に対する愛と思いやりのあるところから始めましょう。