ダヌラーサナ(弓のポーズ)でからだの可能性を探求する

 

Hale Puleの200時間ヨガインストラクター養成コース では、様々なレベルの練習生が一堂に会します。何十年もの経験を重ねた生徒もいれば、数ヶ月の経験を経てやってくる生徒もいます。あなたは、長い時間をかけた生徒の方がアーサナを深められるはず、と思うのではないでしょうか。けれど、これは必ずしも真実ではありません。長期間にわたって練習をしている生徒は、時としてからだの限界を超えた練習をしています。あるいは惰性で練習をして停滞を経験しているかもしれません。

このような生徒は、自分をよく観察して本当のスタート地点にいったん立ち戻り、そこから確実な基礎固めをする必要があります。これはひょっとしたら予想以上の後戻りになるかもしれません。あなたが、もしペースの速いスタジオレッスンに慣れているなら、あるいは効果的なアジャストメントや指導を定期的に受けずに練習をしているなら、自分の本当のスタート地点を見つけてください。それであなたのアーサナ練習をまったく別の視点からとらえることができます。それまでの自分のポーズを後退させる、これはエゴの拘束を解き放つ行為です。そしてahimsa アヒンサすなわち非暴力をあなたの人生にもたらします。さらに、自分のからだの今の状態の中で取り組むため、ポーズの上達も加速します。

今月は、danurasana ダヌラーサナ(弓のポーズ)を行って、からだのスペースと機会にさらなる気づきをもたらします。これは素晴らしい背筋強化のポーズで、背骨に柔軟性をもたらし、からだの前面を開いてハートを使う人生を後押しします。

​プロップ使用の目的

Hale Pule指導者 の元で練習を重ねる生徒は、プロップの効果的な使用がポーズの探求と拡大に大いに役立つことを知っています。多くの人がプロップは必要ないと考えています。なぜなら、プロップは松葉杖のように支えとして使うものだ、と捉えているからです。あるいは、プロップの使用には及ばない、ポーズをすでにマスターしたから、と考えているのかもしれません。けれど、プロップを使わないことでからだの何を犠牲にしているのか、ここに注目していて欲しいのです。ダヌラーサナ(弓のポーズ)では、足をつかもうとして、かかとをお尻にくっつけているかもしれません。これをすると膝に負担がかかり、ポーズの進歩の妨げにもなります。足をつかんで膝の角度を45度くらいに保てるようになるまではストラップを使ってください。これによって背骨の前側が均等に長く伸び、ポーズの強く安定した土台作りを促すことができる上、この先へ進歩させることも可能になるのです。

​アーサナの概要

​Hale Puleでは、アーサナのポーズを3つの要素:エッセンス(ポーズの意図)、アンカー(大地に根付かせる場所)、ストレングス(力を発揮する筋肉)に分けて考えます。

これは、体のどこがグラウンディングしているか、きちんとしたアライメントのためにどの筋肉を使っているかという、ポーズの意図をシンプルに覚えるためのツールです。正しいアライメントによって最適なエネルギーの流れをサポートし、末長く、持続可能な練習の環境を作りましょう。

エッセンス:背骨の前面 

アンカー:へそ周り 

​ストレングス:からだの背面と内転筋

土台から築くダヌラーサナ(弓のポーズ)

ヨガの練習を継続すると、自分と空間の中の自分のからだのあり方、そして自分の周囲にあるものとの関わりに、結びつきが生まれてきます。これを固有受容感覚(プロプリオセプション)と呼びます。ダヌラーサナ(弓のポーズ)ではこの感覚を頼りに、両脚と胸を床に対して同じ高さに来るように同時に引き上げます。

固有受容感覚は鏡なしで練習を重ねる方が早く育ちます。からだが何をしているかを感じる、これによって自分の本当のスタート地点をつかむことができるのです。そして、からだの準備ができていない領域にいかないようにするのもこの感覚が必要です。

1. うつ伏せになり、顎かおでこをマットにつけます。

2. 両膝を約45度に曲げます。足首の前側、足と脚の境目にストラップを引っ掛けます。ストラップは、ひな鳥を手で包むようにそっと握ります。両膝は腰幅に開き、肩甲骨は左右に広げます。ストラップを握りながら、両肘はまっすぐ伸ばし、けれど過伸展にはならないようにします。

3. 尾骨を5mm長く伸ばして背骨をニュートラルにします。両脚とお尻の強さで両腿と胸を同時に同じだけ床から離して引き上げます。膝は腰幅を保ち、目線はまっすぐ前に。これで背骨のニュートラルな伸長を促します。15〜20呼吸ホールド。

ポーズの軽減法

ストラップがない場合は、両腕を体側に伸ばし、胸と脚を上げる。

よくある間違い

かかとがお尻に近づく。これは膝に過度の屈曲をさせ、背中に負担をかける危険があります。最初の段階で膝下が床に対して45度になるように曲げてください。

つま先にストラップを引っ掛ける。ストラップは足の前、足首と足の境目に引っ掛けます。この方が安定します。

胸か脚のどちらかが高く上がりすぎる。上半身と下半身のどちらも犠牲になることがないように、酷使させないようにするため、胸と脚を同時に同じだけ上げて床から離します。

両膝がぱかっと開く。両膝を引き寄せ合う力を使って、ポーズの力を背中と内転筋(内腿の筋肉)に均等に分配します。

首が曲がる。背骨を開いた延長線に自然に頭が来るようにします。これでプラーナが流れるのです。

肘の過伸展。肘は過伸展にせず、まっすぐの状態を保って関節を守ります。

 
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