Hale Puleでは新鮮でバランスの良いベジタリアン食として、お豆を毎日食べています。そのため、アーユルヴェーダのキッチン用品には圧力鍋が欠かせません。
圧力鍋と聞いて尻込みする人もいるかもしれませんね。けれど、圧力鍋の使い方は実はとってもシンプルなのです。慣れてくれば、これはアーユルヴェーダ式料理に無くてはならない貴重な財産、何時間もかかるお豆の調理時間をうんと短くしてくれます。圧力鍋は穀類、特に長時間火にかける必要のある大麦や蕎麦の実の調理にもぴったりです。蕎麦の実と玄米の美味しいお粥が圧力鍋を使うとたったの18分。忙しい1日の始まりにふさわしいグラウンディング効果抜群の朝ごはんの出来上がりです。
現在市販されている手動式の圧力鍋は、以前と比べると格段に安全で、操作も簡単になっています。ですから、これまで圧力鍋を使っていて、安全性に不安を感じている方は、一度考え直してみてはいかがでしょうか。
ここでは、圧力鍋を探す際のポイントをいくつかご紹介します。
1. 自分に合ったサイズを選ぶ。一人分だけなら小さな圧力鍋がぴったりです。効率よくお料理ができます。数人分の料理なら少し大き目を。圧力鍋には材料と水を半分以上入れないということを覚えておいてください。内部に圧力をかけるためのスペースが必要です。
質の良いものを探す。様々な圧力鍋が売られていますが、ステンレススチール製で高品質の素材を使い密閉力の高い信頼できるブランドのものを選びましょう。安価なものやアルミのような有毒物質を使用しているものは避けましょう。
練習。圧力鍋を使い始めた最初の数回は実験です。住んでいるところの標高や使用しているコンロ、圧力鍋に投入した食べものの分量、その他さまざまな要因が影響するからです。一旦火を止めてもまだ十分に加熱できていないことがわかったら、もう一度蓋をして圧力を数分かけるだけ。簡単です。
自分の感覚を信じて調理する。圧力がかかってきたら蒸気が出はじめます(蒸気口はメーカーによって形状が異なります)。規則正しく圧力がかかりながら蒸気が出る、そのちょうどいいところまで火を弱めます。
使用後は毎回ピカピカに磨き上げる。ガスケットとストッパー(ゴム部分)に食べものが詰まっていないかこまめにチェックします。機能を保つために大切なことです。きちんと手入れされた圧力鍋は何年もあなたの役に立ってくれますよ。
練習を少し、実験を少し。きっとすぐに毎回のお料理で圧力鍋を使うようになるでしょう。