あなたが植えたものは、最終的にあなたが収穫するものです。秋の季節の変わり目は、今まで自分が世話をしてきた畑を見直すのに良い時期です。あなたが育てたいと思うのは、このような作物でしょうか？
私たち一人ひとりが、真の健康や調和につながる種を蒔く力を持っています。しかし、内と外に気を散らせるものが多くあり、どの方向に進んだらよいかわからなくなることがあります。簡単に言えば、「今いる場所から始める」ことです。そして、もし自分が得ている結果が気に入らなければ、意識的に別の方向へ進むことを選択します。
サットヴァを選択する
どうしたら人生を変えることができるのかと聞かれたとき、私はマハグナの智慧をお伝えしています。これは、私たちの周囲と内側に存在する3つの性質（タマス、ラジャス、サットヴァ）です。タマスとは、下降するエネルギーのことです。惰性、腐敗、暗闇などがタマスです。タマスが存在するのは、堆肥の山、冷凍食品、無気力を助長する活動などです。
ラジャスとは活動的なことですが、多すぎると乱れを生みます。ラジャスは、ストレスの多い状況や攻撃的な状況、アドレナリンの多い活動、スパイシーな食べ物に見られます。
サットヴァはバランスと調和です。それは、神聖なものへの道を照らす行動、食べ物、経験の質です。サットヴァは、内と周囲の世界との調和を促進する穏やかで平和な活動の中に見出されます。
瞑想、マインドフルネスなアーサナ、グラウンディングしてくれる高品質な食べ物、奉仕活動などは、サットヴァを構築する活動のほんの一部分です。
私たちは人生を経験するために3つのマハグナを必要とします。睡眠にはタマスが存在しますが、多すぎると怠惰になります。ラジャスは、あなたをタマスから解放し、一日を過ごすことを可能にしますが、多すぎると不安や精神的な不安定さを生み出します。過剰なタマスやラジャスよりも積極的にサットヴァを選択することによってサットヴァを育成し、あなたは平和の方向性を見つけるでしょう。サットヴァと共に歩むとき、生活の中で望む変化が、ごく自然と所定の位置に、ほとんど努力せずに落ち着きます。
あなたは今、どのような選択をしていますか？
多くの人は、自分が下した決断について、王道を選んできたと思いたがります。そして、自分がこうありたいと思う方向とかけ離れた人生を、外的要因のせいにしてしまうのです。しかし、因果応報、つまりカルマの観点から世界を見ると、あらゆる状況において、自分の経験に対する自分の責任が見えてきます。
因果の法則があなたの人生にどのように作用しているかに意識を向け、あなたが得ている結果に貢献するために何をしているかに正直になりましょう。豆類を食べるとガスが出るなど、特定の食品に不耐性を感じることはありませんか？もっと深く考えてみてください。これらの症状は、食べ物そのものではなく、習慣的に 食べ過ぎてしまうというあなたの選択によって引き起こされているとしたらどうでしょう。
遅くまで寝ているときはどんな感じですか？日の出前に起きて瞑想するときはどうでしょう？ファストフードを食べるとどんな感じがする？オーガニックな食材を使った家庭料理はどうでしょう？10km走ると、関節はどう感じますか？家での穏やかなアーサナの練習と比べてどうでしょう？噂話をしているときと、他人を神の反映として認めているときとでは、どんな感じがしますか？
あなたの経験は、今までのすべての選択の結果ですが、この瞬間の選択こそが重要なのです。目の前のことにサットヴァで対応することを選べば、同じようなことがもっとたくさん培われるでしょう。
サットヴァに身をゆだねる
サットヴァを選ぶのに、遅すぎるということはありません。年齢や健康状態、過去の選択に関係なく、あなたは今、新しい方向に進むために必要なすべての力を持っています
これは、サットヴァな選択をする行為が本質的に簡単であるということではありません。周りの人がやっていることに逆らうこともしばしばあるでしょう。自分の中に深い抵抗があるかもしれません。誰かに自分を救ってもらいたいと思うかもしれません。より大きな善に沿った決断をするときでさえ、あなたがそれを脇に置き、神聖な自己に導かれるまで、あなたのエゴはあなたと戦うかもしれません。
このように委ね、サットヴァを受け入れると、あなたは真の健康、つまり存在のあらゆるレベルに存在するものを経験することになります。あなたの身体は最適なレベルで機能するようになります。あなたの心は強く、安定します。あなたの存在のあらゆる部分で、恵みを経験することになります。朝日のように、サットヴァはあなたの人生のあらゆる部分を暖める光です。
サットヴァを植え、サットヴァを収穫する。この季節には、自分の中の雑多なものを取り除き、この概念に導かれるままに空間を作りましょう。そうすれば、今年もまた、豊かさと美しさを手に入れることができるはずです。