季節は少しずつ移ろい始めています。お住まいの地域によっては、昼が長くなり夜が短くなったり、その逆だったりするかもしれません。いずれにせよ、そんな季節の変わり目にこそ、簡単でおいしい食事で栄養を補給し、消化をサポートするチャンスです。
ボルシチはビーツのスープで、東欧では定番の料理です。色鮮やかで、満足感があり、食事の中のオーグメンティングの部分を担います。このレシピでは、ビーツは甘くて食べ応えがあり、ハーブと緑の野菜はエクストラクティブで浄化する効果があります。
(オーグメンティングとエクストラクティブについてはこちらをご覧ください。)
伝統的なレシピでは、ジャガイモ、タマネギ、ニンニクが使われます。Hale Puleでは、ナス科やアリウム属(ネギ属とも呼ばれ、主にニンニク、玉ねぎ、ニラ、ネギ、らっきょうなど)の野菜には、ラジャスとタマスの性質があるため、食べるのを避けています。代わりにルタバガ(別名スウェード、スウェーデンカブ。日本で手に入らなければカブで代用してみてください)を使い、アサフェティダを少々加えます。お楽しみください。
オーグメンティング/エクストラクティブ
4人分
所要時間: 35分
材料:
低温圧搾 オリーブオイル ・・・ 大さじ3
コリアンダーシード(軽く挽く) ・・・ 小さじ2
ローリエ・・・ 1枚(またはカレーリーフ ・・・4枚)
クローブ ・・・ 1個
アサフェティダ ・・・ ひとつまみ
ビーツ(中) ・・・ 1本(マッチ棒状に切る)
ニンジン(大) ・・・ 2本(細かく刻む)
ルタバガ (カブで代用可)・・・ 2カップ(マッチ棒状に切る)
ミネラル塩 ・・・ 小さじ1
ビーツの葉(刻む) ・・・ 1カップ
キャベツ(刻む) ・・・ ½カップ
生のパセリ(刻む)・・・ ½カップ
生のディル(刻む) ・・・ ½カップ
水 ・・・ 3カップ
ライム・・・ くし切りを1~2個(絞って入れる)
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黒胡椒 ・・・ ひとつまみ
作り方:
鍋に油を軽く熱し、コリアンダーシード、ローリエ、クローブを入れ、香りが立つまで火にかける。
塩とアサフェティダをひとつまみ入れて混ぜ、次にビーツを入れる。蓋をして2分ほど熱する。
ニンジン、ルタバガ、水(大さじ2)を入れてかき混ぜる。そのまま蓋をして弱火で10分ほど煮る。
キャベツとビーツの葉、水(3カップ)を入れる。さらに弱火で10分、蓋をして煮る。
パセリとディルを入れてかき混ぜ、火を止める。5分ほど置いて、すべての味をなじませる。
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酸味を加えるためにライムを絞る。
アドバイスと代用品:
全粒粉とライ麦粉を合わせたチャパティと一緒に食べると、本格的なロシア料理が楽しめます(ライ麦の熱性・乾性を、より穏やかな性質の小麦で差し引きするため、ライ麦2:小麦1の割合で配合しましょう)。