Hale Puleではよく、馴染みのある食べ物をアーユルヴェーダ風にアレンジしています。自宅でランチを食べれないときの携帯用ランチのアイディアも常に研究しています。今月みなさんとシェアしたいのはエンパナーダのレシピです。持ち運びにも便利で、子供のお弁当にも、自分用に仕事場に持っていくのにもピッタリです。手で持って食べれるエンパナーダは、グラウンディングさせると同時に栄養を与えてくれるため、ヴァータの季節へと移る時期に最適です。
中に何を入れるか、決まりはありません。真っ白なキャンバスのように、自由に創造性を発揮させてみてください。(オーグメンティングとエクトラクティブの野菜や、ひきわりのムング豆を入れてもおいしいです。)エンパナーダを楽しみながら、アーユルヴェーダを生活のあらゆる方面に取り入れるのがいかに簡単か思い出してみましょう。たった少しプランニングするだけで、今までにない健康状態に近づくことができます。
チーズをかしこく食べる
パニールの作り方を紹介した記事で、作りたてのチーズと、熟成させたチーズとの違い、前者が圧倒的に消化に優しいことをお話しました。とはいえ、フレッシュチーズだったとしても、乳製品は重い質を持っているので、適量に留めることが大切です。多くの人にとって、週に一回で十分です。チーズを食べるときはナッツなど同じく重い質を持つ食べ物は避けること、そしてよく噛むことが大切です。消化促進のために、少量のクミン、フェンネル、マスタードシードを取り入れると良いでしょう。
チーズ入りエンパナーダ
6-8個分(サイズによる)
レシピはおなじみの基本のチャパティ と同じです。プロセスが違うだけです。
材料(アメリカの1カップは約240ml)
小麦粉 1 ½カップ
ミネラル塩 小さじ½
ギー 大さじ1〜2(+調理時に少量)
水 ¼から½カップ(気候や湿度による)
新鮮なヤギのチーズ、もしくはパニール ½から¾カップ
クミン、マスタードシード、またはフェンネル 小さじ½(お好みで)
作り方
まず生地作りです。小麦粉とミネラル塩を混ぜます。
そこにギーを入れて混ぜたら、水を¼カップずつ、数回に分けて足して混ぜながら、まんべんなく少し粘着性のある一かたまりの生地を作ります。(手を使うのがベストです)
ゴルフボールほどの大きさにちぎり、手のひらで転がしてボール状にします。
少量の小麦粉をまな板か清潔な調理台に広げます。広げた小麦粉の真ん中に丸めたボールを置き、手のひらで押して平らに伸ばします。
その上に小麦粉を少しまぶして麺棒で薄いパンケーキ状に伸ばし広げます。広げながら生地を時計回りに回転させるとうまくいくでしょう。途中でべとべとしてきたら、小麦粉を少し振り掛けましょう。
消化促進用のスパイスは、少量のギーをあたためたフライパンに、お好みのスパイスを入れて1分ほど、香りが立つまで加熱します。(加熱せずに生地に混ぜてもOKです。)
一枚の生地につき、大さじ1から2のチーズ(量はあなたの健康状態やアグニの状態に合わせて判断しましょう。)を、スパイス(もし使う場合)と一緒に生地の真ん中に置きます。半分に折り半円状にしたら、端をフォークで押しながら生地を閉じます。
フライパンに小さじ1のギーをあたため、楽におさまるだけの枚数を乗せます。1〜3分すると、生地が黄金色に色付きはじめます。そしたら裏返しにし、裏側も同じように加熱して出来上がりです。
温かいうちに、または常温でいただきましょう。